静岡県伊豆市を拠点に活動している、自転車トラック競技日本ナショナルチーム。

伊豆ベロドロームとジムでのトレーニング以外に、ロードでの練習も行っている選手たちは、普段どういったコースを走っているのか?

今回は、元ナショナルチームの中村妃智さんにオススメのサイクリングコースをお伺いしました!

「伊豆の自然を感じる、とっておきルート」

東京2020オリンピックマディソン競技出場、現在は解説としても活躍している中村妃智。2021年12月の「全日本選手権トラック」を引退レースとして、現役生活を終えた。

Q:伊豆で「一番好きなコース」を教えてください。

悩みますね、潮風の気持ちよい海沿いの道や仁科峠、伊豆はサイクリングのメッカですから。一番を決めるのは難しいので、今回は、ちょっとマイナーな登り坂のルートをご紹介します。

体力がありロングコースをご希望の方は「修善寺駅」、あまり長い距離はちょっと……という方は「道の駅 月ヶ瀬」を起点にすることをおすすめします。

ナショナルチームの拠点である伊豆は、起伏の多いエリア。今回ご紹介するのも、中上級者向けのコースです。

修善寺から月ヶ瀬を出て、国道414号線を「古奈温泉口」バス停まで南下。バス停を右折したら、早速ゆるい登りが始まります。

これから待っている激坂の準備運動というところでしょうか。

このあたりは山、川、風などの自然を全身に感じることができ、“伊豆らしい”風景に出会っていただけると思います。

途中、「うまはし」と書かれた橋を渡って、仁科方面の山道へ。

国道から少し中に入っただけで、すぐに素晴らしい自然に出会えることは伊豆の特筆すべきポイントです。

途中に点在するカフェで、ほっと一息つくのもオススメです。

いよいよ、本命の激坂コースへ

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