10月3日に開幕した第103回ジロ・デ・イタリア。Team ユキヤ通信より、新城幸也選手(チーム バーレーン・マクラーレン)の第19ステージ結果とコメントが届いた。

予定時刻過ぎてもスタートライン並ばず

第19ステージは本来、本大会最長の258kmを走る予定だった。しかし、朝から降り続く激しい雨と、連日のハードなレースが重なったことで、選手たちはある行動を起こした。

スタート時間になっても誰もスタートラインに並ばず、選手たちは依然として雨宿りしていた。そして、ベテラン選手のアダム・ハンセン(ロットスーダル・オーストラリア)が中心となり、競技審判と主催者に話し合いを求め、以下のように選手の意見を代弁した。「自分たちが、これ以上疲弊し免疫力が下がれば、コロナウィルス感染のリスクが高まる。選手の安全を考え距離の短縮を求めたい。」

結果、選手側の意見が尊重され、パレード走行後、選手たちはいったん各チームバスで120kmを移動。予定のコース途中からスタートする124kmのステージとなった。チーム バーレーン・マクラーレンのペイヨは総合4位をキープし、新城は47位でフィニッシュしている。

レースはやるの?やらないの?

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