テクニックと持久力が鍵 エンデュランス型

2/2 Page

MTB エンデュランス型種目

持久力や耐久力が求められる種目。平坦から登りや下りまで様々で、主に中長距離のコース設定。そのため1人1人のタイムトライアル方式ではなく、複数の選手が一斉にスタートしその着順を競うことがほとんどだ。

一斉スタートの迫力、泥道で繰り広げられる追い抜きなど、他の競技にはない魅力が特徴だ。

クロスカントリーオリンピック(XCO)

MTBはいくつもの種目に分かれているが、オリンピック種目となっているのは1つだけ。XCOとも表記される「クロスカントリーオリンピック」だ。

全選手が一斉にスタートし、4〜6kmの起伏や障害物のあるサーキットを周回、着順を競う(周回数は制限時間ごとに異なる)。コース上には急坂や、1人しか通れないような『シングルトラック』と呼ばれる部分などが組み合わされているため、パワーとともにテクニックも要求される。

競技者はコースの特徴を把握し、いかに自分が得意なセクションをうまく走るかを工夫する。

クロスカントリーマラソン(XCM)

XCMとも表記される「クロスカントリーマラソン」。周回ではなく、山岳部を60〜160km走る長距離レースだ。パワーや持久力の重要度は上がるが、急カーブや起伏、障害物がほとんどないため、テクニック面では難易度が低め。

そしてその「難易度の低さ」から、選手のカテゴリーを一切設けず一斉にレースを行えることが、この種目の最大の特徴だろう。

男女、プロ・アマチュア、エリート・ジュニアの区分なく選手が一斉にスタートし、同じコースを走る。プロ選手と肩を並べ、壮大な自然を味わえることが魅力だ。

クロスカントリーエリミネーター(XCE)

『Eliminator(エリミネーター)』は「除外」を意味する。4人で同コースを一斉にスタート。各レース下位2名は脱落となり、最後に残った4名で決勝が行われる、サバイバルトーナメント方式だ。

コースは500m〜1kmと短く、ジャンプ台や橋、急坂等の障害物が設置される。木や岩、泥濘等の自然的障害物が多いコースや、ほとんどが人工物のコースなど、内容は開催地によって様々。それらの障害物が設けられたコースを4人の選手が一斉に駆け抜け、1〜2分でフィニッシュする。

ダイナミックな展開とは裏腹に、テクニック、トップスピード、パワー、持久力など、様々な能力が要求される種目だ。

大会最終日はXCE(クロスカントリーエリミネーター)、日本の竹之内悠が7位/MTBアジア選手権大会

クロスカントリークリテリウム(XCC)

「Criterium(クリテリウム)」は、サーキットを周回し着順を競う種目の総称。新しいUCI公式クロスカントリー種目として2018年に導入された本種目は、「XCCショートトラック」と呼ばれることもあり、1周1〜1.5kmのサーキットを7〜12周走り、総レース時間は約20分ほどだ。

約2〜3分ほどで1周を走り切るサーキットには、他種目と異なり岩や狭い道、ジャンプ台等の障害物は特になく、繰り返す芝や泥道のアップダウンを最大40人の選手が一斉に駆け抜けていく。テクニックよりも持久力やスプリント力が試される種目だ。

またUCI MTB World Cupにおいて、XCCはXCOの直前に開催され、XCCでフィニッシュした上位24名は続くXCOで最前列のポジションからスタートできるなど、XCOの予選的な役割を担う重要な種目となっている。

次回の記事では、スリリングなグラビティ型種目についてご紹介する。

【MTB】もはや落下? 最高速度時速80kmのグラビティ型/マウンテンバイク(MTB)種目解説

出典:UCI About Mountain Bike , UCI What is XCC

アジア人初、山本幸平がXCC参加/マウンテンバイクワールドカップ イタリア大会