2021 NATIONS CUP KEIRIN

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2021 NATIONS CUP KEIRIN
2021 NATIONS CUP KEIRIN

2021年5月15日(土)に香港で行われた『TISSOT UCIネーションズカップ』第2戦の3日目、男子ケイリンで脇本雄太が銀メダル、新田祐大が銅メダルを獲得。日本人選手2人が表彰台へと登った。翌日の女子ケイリンでは小林優香が日本人女子選手で史上初めて優勝を勝ち取った。

男子ケイリン

女子ケイリン

男子ケイリン

決勝戦

新田祐大(日本)
脇本雄太(日本)
バシリー・レンデル(リトアニア)
山﨑賢人(チーム楽天Kドリームス)
ムハマド・ファディル(マレーシア)
アングスタサウィット・ジャイ(タイ)

男子ケイリン決勝は国際大会では顔なじみのメンバーに加え、山﨑とファディルの新顔が加わる形に。
スタート後の並びはファディル=ジャイ=新田=レンデル=山﨑=脇本となり、周回を重ねていく。
ペーサーが退避し残り3周の勝負になると、新田が後方の脇本の動きを注視しつつ、ファディルとジャイの前にいた2人とは距離が開いていく。後続を大きく離したファディルとジャイは、チャンスを逃さず残り2周で全力で逃げを始める。そして新田を含む後ろの集団との距離は更に開いていく。

男子ケイリン01

最終周回、猛ダッシュで追走する日本人3人を含む後続集団。最終コーナーで新田、さらに大外を脇本が駆けてくるが、ファディルは更に前で若干のリードを保つ。
フィニッシュラインを最初に超えたのはファディル。大外から脇本が2着へ入り、僅差で3着は新田、山﨑は5着となった。

女子ケイリン

2021年5月16日(日)香港で行われた『TISSOT UCIネーションズカップ』第2戦の最終日、女子ケイリンで小林優香が優勝。2021年よりワールドカップからネーションズカップへと名称変更した最初の大会で、見事に金メダル獲得を果たした。女子ケイリンでワールドカップ、ネーションズカップを通じて金メダル獲得は史上初となる。

女子ケイリンに参加したのは日本人4人を含む計12人。東京オリンピック代表の小林優香、ワールドカップ銀メダリストの太田りゆ(チームブリヂストンサイクリング)、国際大会初参加となるチーム楽天Kドリームスから梅川風子と佐藤水菜が出場。海外勢は2019年の世界チャンピオン、リー・ワイジー(李慧詩)、日本のガールズケイリンに短期登録としてきていたエレナ・カサスロイヘ(スペイン)、そしてマダリン・ゴドビーなどが出場。

女子ケイリン01

決勝に勝ち進んだのは日本の4人に加え、この種目の2019世界チャンピオンであるリー・ワイジー(李慧詩)、そしてマダリン・ゴドビーの6人。

レースの並びはリー/佐藤/太田/梅川/小林/ゴドビーでスピードが上がっていく。
残り2周半で梅川が動き出すと、そこに小林が続く。残り2周で梅川が先頭、後ろにリー、そしてその外には小林となる。
残り1周、リーが仕掛けるとラスト半周で先頭へ。そしてその外からは小林が位置を上げてくる。第3コーナーから第4コーナーにかけて激しい先頭争いをしながら並走するリーと小林の両者は最終ストレート勝負へ。
最終ストレートでは小林が更に加速し、自転車一つ抜け出し先着。2着にはリー・ワイジー(李慧詩)、3着争いは佐藤とゴドビーが僅差となったがゴドビーが先着した。4着に佐藤、5着に太田、6着に梅川という最終結果となった。

女子ケイリン02
女子ケイリン03

小林はこれまでのワールドカップ(ネーションズカップの旧名称)で2個の銅メダル獲得歴があるが、金メダル獲得は初めて。そしてこの種目の日本人女子選手として史上初となる表彰台トップ登壇を果たした。

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