「KEIRINグランプリ2021」出場選手インタビューとしてお届けする宿口陽一選手へのインタビュー記事。前編へ続き、後編では宿口選手の半生を振り返りつつ、宿口選手から見たナショナルチーム選手についてを訊ねた。

「信じるべきは平原さん」宿口陽一インタビュー【前編】KEIRINグランプリ2021

兄の影響で自転車に惚れた

宿口陽一

Q:自転車を始めたきっかけは?

中学2年生の時に始めました。2歳年上の兄が居て、兄も競輪選手ですけど、父に誘われて兄の大会を観に行って。兄の走る姿を見て、本格的にやりたいなと思いました。ディスクホイールの独特の音とかに惹かれました。

Q:ずっと短距離ですか?

高校生の頃はロードに力を入れて、長距離を走っていました。でもチームスプリントは取手のインターハイで全国2位です(笑)2走でした。

宿口陽一

Q:競輪学校はお兄さんと一緒に入学されていますよね。兄弟でそのような話をされましたか?

兄とは昔、ぶつかり合うことも多かったこともあり、兄弟でやろう!などと話したことは一切ありません。兄は5回、僕は3回目で競輪学校(現:日本競輪選手養成所)に入学しました。大人になってから仲良くなったというか……最近はよく一緒に練習もしていますね。

人としての成長と共に結果もついてきた

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