女子マディソンは13チーム、計26人がエントリー。トラックを80周する20kmで争われた。今大会オムニアムで金メダルの梶原悠未橋本優弥が5位の成績を残した。なお2人がペアで出場することは前日に伝えられたという。

マディソンとは

マディソンとは、2人1組のチームでタッチにより選手交代をしながら、10周ごとに設けられるスプリント周回で得られるポイントの合計数を競う種目。この種目でもポイントレースのように1周追い抜きをすると20ポイントが獲得できる。2人1組のポイントレースの様な競技で、2020年の東京オリンピック正式種目にも加えられている。

目標は完走

日本からは前日にオムニアムで金メダルを獲得した梶原悠未と橋本優弥が出場。

11月中旬に開催された第2戦のマンチェスター大会では、梶原/古山ペアで挑んだ日本チーム。今回の目標を聞いてみると・・・・

梶原/橋本選手:完走することです!

と返答がきた。なるほど、確かに世界レベルでのマディソンはまだまだ日本チームには経験が足りないところ。では「怪我なく完走して下さい」と願う中でレースが始まる。

レースが始まると、慎重にタッチを繰り返しながら進む2人

少しずつ交代も上手くなっていく

橋本も頑張る

最後にはトップ!?でフィニッシュする梶原

女子マディソン リザルト

世界戦でも自然体な梶原、橋本ペアへレース後インタビュー

さて目標は達成できましたね?

梶原:そうですね。目標は達成できました。

最初はびくびくしているように見えましたが?

梶原:そうですね。でも途中からはいろいろ出来てきたと思います。

橋本:梶原選手に指示をもらいながら、「前!前!」って言われていましたね(笑)

世界レベルの戦いで不思議なコメントを聞いているのは気のせいでしょうか・・・・でも5位!凄いじゃないですか!狙っていましたか?

梶原:正直5位になるとは思っていなかったです(笑)最後に10ポイント獲れると思っていませんでした。

橋本:そもそも梶原選手と組むことを聞いたのは昨日だったので「え~」ってなりましたよ~

イアンコーチはギリギリの連絡ばかりですね。

(笑)面白いですね。でも今回5位ということは既に2人の肩書きに残るのでは?

梶原:そうですね(笑)

橋本:同上(笑)

梶原:ただ、まだマディソンはナショナルチームに現状いるメンバーのみで試行錯誤を行っている段階だと思います。これから他の選手たちがナショナルチームに入ってくる可能性もありますし、今後どうなるかはわかりません。

とりあえずお疲れさまでした。またチリでも頑張ってください!

2人:は~い!

と陽気な2人でした。

Photo & Text : Mizuki Ida