2月12日(水)放送のTBS「あさチャン!」に出演した梶原悠未選手。自転車トラック競技中長距離種目で大活躍の彼女について、もっと知りたくなった人も多いのでは?

本記事では、梶原選手の成績についてご紹介する。

梶原悠未

梶原悠未, Women's Omnium / TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP III, Hong Kong

1997年生まれの22歳。筑波大学。高校入学から自転車競技を始め、高校2年で出場したジュニア全日本選手権ではロード・タイムトライアルで早くも2冠を達成。現在はトラック競技中長距離種目とロードレースの両方で強化指定選手となっている。

その強さはいかほどか・・・2019年の主要な成績をご紹介しよう。

国内の成績

9月に伊豆で行われた全日本トラックでは出場した4種目(チームスプリントポイントレースマディソン個人パシュート)全てで優勝。チームスプリントは2連覇、ポイントレースは4連覇、個人パシュートは日本記録を5秒更新しての4連覇。

梶原悠未が全種目で日本タイトル獲得、山口真未とのチームスプリントで2連覇/2019全日本トラック・女子エリート チームスプリント

その1週間後に行われた全日本オムニアムでは、4種目全てで1着の完全優勝。

梶原悠未, ポイントレース / 女子エリート / 2019全日本オムニアム

10月の茨城国体ではスクラッチとチームスプリント(全日本トラックと同じ山口真未とのペア)で優勝。

またロードレースでも強化指定選手となっており、2019年6月の全日本ロードでは、U23カテゴリ個人タイムトライアルとロードレース両方で1位を獲得。

アジアでの成績

Point Race / Women Omnium / ASIAN TRACK CHAMPIONSHIPS 2020

10月のアジア選手権トラックでは、オムニアム(4連覇)、チームパシュートにて銅メダル獲得。ロードレースでも、4月にウズベキスタンで開催されたアジア選手権U23カテゴリで優勝している。

2019年の成績だけをあげてみてもこれだけ華々しい。日本、アジアにおいての「女子中長距離の名選手」となっていることがお分りいただけるだろう。

そして、世界

2019年8月のジャパントラックカップⅠ・Ⅱ(日本国内で行われる国際大会)を皮切りに、オリンピック前最後のシーズンが始まった。ジャパントラックカップⅠのオムニアムでは優勝。Ⅱのオムニアムマディソンでは共に準優勝。

そこから全日本トラック、国体、アジア選手権トラックを経て11月。梶原選手にとって今シーズンワールドカップ初戦となったトラックワールドカップ(全6戦)の第2戦のオムニアムの順位は4位。表彰台までの距離はわずか1ポイントだった。

梶原悠未4位、メダルへ僅か1ポイント届かず…世界チャンピオンのウィルト優勝/女子オムニアム・2019-2020トラックワールドカップ第2戦イギリス

しかしその3週間後に行われた第3戦では、見事金メダルを獲得。続いて行われた第4戦でも金メダルを獲得し、見事2大会連続の獲得となった。

これってどれだけ凄いこと?梶原悠未のワールドカップ2大会連続金メダル獲得

2月26日からはドイツ・ベルリンにて2019-20シーズンの締めくくりとなる、世界選手権が開催される。オリンピック前最後のビッグレース、各国も出し惜しみせずに主力選手を投入してくるであろうこの大会にて、梶原選手はどう戦うのか。是非その行く末を共に見届けていただきたい。

Twitter:@Yumi_Kajihara