新生、中距離チームのスタートライン

現地時間、11月10日からトラックワールドカップ第2戦が開幕する。今大会から新体制となったばかりの日本代表トラック中距離チームも参戦する。

出場予定の中距離選手は、今村駿介(中央大学)、中村妃智(日本体育大学/日本写真判定株式会社)、鈴木奈央(JPCA/JPCU静岡)、梶原悠未(筑波大学)、橋本優弥(鹿屋体育大学)、古山稀絵(日本体育大学)の6名。

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新体制下で初の国際大会。レースを目前に控え緊張感の高まる中、ガールズケイリンでも人気の高い鈴木奈央選手と、ヘッドコーチのイアン・メルビン氏にインタビューを行った。

トラックワールドカップ第2戦 大会スケジュール

http://www.trackworldcup.co.uk/eventschedule/

鈴木奈央選手

自信を持ってやっていきたい

コーチ(イアン・メルビン)が新しくなってまだ少し、まだまだ判らない部分も多いですが自信を持ってやっていきたいです。

去年の10月頃に落車し、アジア選手権やワールドカップに出場できない悔しい時期があったので、今シーズンは頑張りたいです。

イアン・メルビンコーチの印象

短距離に外人コーチが入ってきたのを見て、羨ましいと思ってた部分はあります。楽しみでしたね。

イアンコーチが来てからコンマ何秒って上がり方ですが、タイムが上がってきています。今のところポジティブに、今日より明日、明日より明後日という励ましをもらいながら練習しています。

イアンコーチになってからは、ほとんど団体追い抜きの練習しかしていません。「日本人選手は口数が少ないから、走っている時でもチーム内できちんとコミュニケーション取って」と言われています(笑)。

トラックワールドカップ2戦が新たなスタートライン

明日が新たなスタートラインだと思っています。まだまだ世界と戦えるような実力はないですが、東京では戦えるようになりたい。そのために頑張ります。

今は全体的に自分、そしてチームの実力の底上げをしなければいけないと思っています。

鈴木奈央選手のTwitter:@keirin70

中距離ヘッドコーチ、イアン・メルビン氏

やるべきことは多いので、ベストを尽くしたい

日本に来られるということはとても名誉だと思い、引き受けました。

東京オリンピックまであと3年、とても魅力的なプロジェクトに参加できて幸せです。トラック競技の中距離に関して、日本はまだまだ発展できる潜在能力を秘めていると思います。まずは環境作りをしなければいけませんが、希望は大きいと思いますよ。

あと3年間しかないとも言えますが、時間・人・機材・お金…全てが十分になることはないと思います(笑)。やることべきは沢山ありますが、選手や連盟と共に、ベストを尽くしたいです。

どの種目に一番可能性があるかって?2年後に聞いてください(笑)それまでに鍛え上げ、良い答えが出せるようにしますね。今はまだ何とも答えられません。

今シーズンの目標は現時点で明確には言えませんが、選手たちには全力を出してもらい、そして結果を出してもらいたい。様々な結果を見つつ、目標が立てられると思っています。その間にマネージメント側の準備も整えられると良いですね。