2023年5月26日、日本競輪選手養成所に隣接するJKA250にて、競輪選手養成所の入所式が実施された。

2023年度に入所する選手候補生は男子72人(125回生)、女子19人(126回生)。

自転車トラック競技で優秀な成績を持つ候補生としては、ジュニアのアジア選手権でスプリント1位となった中石湊、同じくジュニアアジア選手権でケイリン3位となった阿部英斗、ジュニアの強化指定選手でもある山崎歩夢。女子ではインターハイや高校選抜で成績を残してきた伊藤優里、中島瞳など。

主な合格者(PDF)

保護者も参列して実施

入所式は養成所の練習場のひとつでもあるJKA250(国際規格の板張り250m屋内バンク)で実施された。ここで入所式が実施されるのは初めてのことで、また保護者を受け入れての入所式は4年ぶりとなる。

日本競輪選手養成所所長 瀧澤正光

「諸君を待つ競輪界は、昨年約20年ぶりに売り上げ1兆円の大台を超え、更なる高みを目指すという現状です。追い風として必要なのは、言うまでもなく諸君のような若い力。期待に応えるべく、これからの養成所生活を有意義に過ごしてください」

公益財団法人JKA会長 笹部俊雄

「新型コロナウイルスによって競輪業界はさまざまな影響を受けましたが、選手たちは強い意志で競輪に向き合い続けました。延期された東京2020オリンピックでも競輪選手の活躍があり、脇本雄太選手はS級21連勝と年間獲得賞金3億円超えを達成、新田祐大選手は史上4人目のグランドスラム達成と、世界の舞台で活躍した選手が競輪でも力強い競走を体現しました。

競輪選手の底力はファンの皆様に勇気を与えたことと思います。先輩方に続く、皆様の可能性に期待しています」

第125回 選手候補生代表 寺師幸成

「私たち第125回生一同は本日晴れて入所式を迎えました。ただいま瀧澤所長をはじめご来賓の皆様方の暖かい励ましの言葉をいただき、感激の中にも責任と重さを感じています。

私たちは初心を忘れることなく、本日より日本競輪選手養成所の選手候補生として皆様方の期待に応えられる立派な競輪選手になれるよう努力・精進することを誓います」

第126回 選手候補生代表 豊田美香

「私たち第126回生一同は本日晴れて入所式を迎えました。ガールズケイリンが多くの注目を浴びる中この日を迎え、いっそう気が引き締まる思いです。

瀧澤所長をはじめご来賓の皆様から温かいお言葉をいただき、私たちは本日より日本競輪選手養成所の選手候補生として皆様方の期待に応え、競輪ファンの皆様に愛されるような競輪選手になれるよう努力・精進することを誓います」

18歳の3人にインタビュー

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