日本に唯一の競輪選手育成機関「日本競輪選手養成所」。静岡県伊豆市にあり、厳しい基準をクリアして入所試験に合格したのち、約1年間を全寮制の養成所で過ごす。

この記事では「そもそも競輪選手になるためには」「競輪選手養成所に入るために必要なタイムは?」についてお伝えしていく。タイムはあくまで目安となるが、参考にしていただければ幸いだ。

競輪選手になる方法

競輪選手にはなるためには国家試験である「競輪選手資格検定」に合格しなければならず、そのためには、必要な知識や技術を学ぶことが必須。

「競輪選手資格検定」に合格するために「競輪選手養成所」に入所し、検定に合格することで「競輪選手資格」を取得、競輪選手として活動することができる。

養成所は絶対に入らなきゃダメ?

実は競輪選手資格の受験資格には「養成所に絶対入らなければ、競輪選手になることはできない」という文面上の決まりはない。しかし、養成所に入らず競輪選手資格試験に合格することは非常に難しいため入所はほぼ必須と言える。しかし養成所に入るためには男子であれば約6倍、女子は2倍程の倍率を乗り越えて入所試験に合格しなければならない。

試験方法は複数あるが、多くが受験する「一般試験」のうち、自転車経験者向けの「技能試験」にはタイム測定も存在する。

「このタイムを切ったら合格」といった基準はないものの、目安としてのタイムは公表されており、技能受験を検討している者はチェックが必要である。

未経験者からオリンピアンまで・・・日本競輪選手養成所の受験方法とは

どれくらいのタイムを出せば合格なの?

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