高校時代からジュニア強化指定に入り、海外レースを経験してきた松田祥位(まつだ・しょうい)。トラック競技の大会にも出てはいたものの、ロードレースの選手という印象が強かった松田だが、現在はチームブリヂストンサイクリングに加入し、自転車トラック競技ナショナルチーム中長距離種目の選手として強化指定登録されている。

ロード、トラックの両フィールドを股にかける松田が、今見据えているものは何なのか?話を伺った。

きっかけはマウンテンバイク

Q:スポーツ経歴を教えてください。

小4からクラブ活動的なものでサッカーを始めて、そのまま中3まで続けていました。それ以前にスポーツをしたことはなかったです。

Q:そのままサッカーをやろう、ということにはならなかったのでしょうか?

そうですね。そんなに強くなかったですし、楽しんでやって終わりました。自転車競技をスタートしたのは高校からですが、それ以前もクロスバイクで友だちとお出かけする、くらいのことはやっていました。

Q:自転車競技を始めるきっかけは何だったんでしょう?

友だちがマウンテンバイクを持っていたんです。乗らせてもらった時、すごく進むことに感動して……「スポーツバイクってこんなに進むんだ」と思ったことがきっかけです。それが中3の終わりの頃です。

Q:そこから、自転車競技をやろうと思って高校を選んだのですか?

そうです。マウンテンバイクも良いと思ったのですが、ツール・ド・フランスを見て「かっこいいなあ」と思ったこともあり、ロードの方を目指していましたね。

Q:ツール・ド・フランスではどのようなポイントをカッコいいと思ったんでしょう?

有名な選手がスプリントで勝ちまくっていてカッコよさを感じました。自転車レースって綺麗だな、と思いました。

Q:ロードのジュニア強化指定に入っていましたよね?

はい、アンダーにも入らせてもらっていました。強化指定に入ったのは高校2年の終わり頃です。最初はトラックで選ばれたのですが、ロードの全日本ジュニアで勝っちゃったので、両方に入らせてもらっていました。

Q:今は強化指定(ナショナルチーム)としてはトラックだけですが、トラックに腰を据えていく予定なんでしょうか。

再来年のパリオリンピックまではそのつもりです。でもロードも好きですし、並行してやっていこうと思っています。

海外経験・ハプニング経験豊富です

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