レースに勝つためには冷静さが必要

昨日はトラブルの影響により先頭グループを逃した松田であったが、この日は実力を発揮し厳しい登り区間でも先頭グループに入り動くことが出来た。しかし登りが厳しく、各選手が強力なカザフスタンに対して松田は1人で先頭集団の中で戦う形となった。カザフスタンも2名が登りで遅れたが、小野寺と佐藤のグループからタイミングを見計らって2名で追走して先頭グループに合流してより数的に優位な状況を作っていた。

動くべきところと休むべきところを意識する必要がある

日本チームも動くべきところ、休むべきところをしっかり意識して追走すれば、佐藤、小野寺は登りの後の早い段階で先頭集団に合流出来た可能性があり、もしそのような展開になれば松田を援護することが出来た。経験がものをいうところでもあるが、レースで熱くなっている中でもチームカーを呼んで状況確認を行うことでより効果的にチームとしての走りを行なうことができる。

最終ステージである第4ステージは、登りがあるものの大きく集団が割れない展開になると予想される。個人総合7位を維持しながら、緩い下りのゴール勝負では松田がスプリントでステージを狙う。

Text:JCF強化コーチ 柿木 孝之

第3ステージ結果

1位:Igor CHZHAN(カザフスタン)2時間45分8秒
2位:Yevgeniy FEDROV(カザフスタン)1分26秒差
3位:Jun Hyusnsu(韓国) 1分38秒差
6位:松田祥位 1分39秒差
13位:佐藤健 2分27秒差
14位:小野寺慶 2分28秒差
48位:篠田幸希 2分36秒差
50位:蠣崎優仁 4分58秒差
51位:西原裕太郎 同タイム

個人総合成績

1位:Igor CHZHAN(カザフスタン)7時間21分56秒差
2位:Daniil Marukhin(カザフスタン)1分41秒差
3位:BAYEMBAYEV Olzhas(カザフスタン)2分6秒差
7位:松田祥位 3分58秒差
10位:佐藤健 5分差
11位:小野寺慶 5分20秒差
32位:篠田幸希  10分46秒差
42位:西原裕太郎 13分45秒差
50位:蠣崎優仁  18分59秒差

原文:公益財団法人 日本自転車競技連盟