全ては、2020年に表彰台の頂へ立つため。

2020年、東京オリンピックまであと3年。その頃には35歳を迎える河端朋之選手。オリンピックを目指すスポーツ選手としてはベテランとも言える年齢になるが、彼には覚悟がある。

競輪選手として、オリンピックを目指す一人のアスリートとして…日本ナショナルチームの拠点である伊豆へ移住した。3年後、伊豆ベロドロームで35歳の河端朋之選手は表彰台の上に立っているのか?現在の練習環境、ライバル、目標を訊ねてみた。

河端朋之選手インタビュー

東京オリンピックの頃には35歳、しかし年齢は関係ない

―自転車トラック、ナショナルチームの強化指定選手になって何年位ですか?ずっとやっているイメージありますけど。

ロンドン オリンピックの前くらいからなんで、2010年、2011年とか。だから、まだ6〜7年とか。今年で33歳だから、東京オリンピックの頃には35歳ですね。

―日本のクリス・ホイになっちゃう?笑(イギリス出身。オリンピック自転車トラック競技史上最多、通算6度の金メダルを獲得。37歳まで現役を続けた。)

(笑)。もう、年齢をあれこれいってもしょうがないかなっていう。まだ、他の選手に勝てるうちは現役でいたいですし、若い子たちに負けて出れなくなるなら、もうそこまでだったのかなって。出来る限り引っ張っていけたらなと思っています。

―若い子たちっていうのは?

ワッキー(脇本雄太)とか、新田(祐大)。今本当に強いですし。僕もレースで負けたりしますけど、練習ではお互い高めあってます。大学生とか新しい人も、東京オリンピックへ向けてどんどん入ってくるから、そういう人たちとも向き合っていきたいです。自分自身、その人たちから逃げ切れるようにね。
日本の競輪の方も調子良くなってきて、自転車トラック競技と、やっと繋がってきたことがあるのかな。

―それは日本ナショナルチームのブノワ監督、ジェイソンコーチのおかげもあり、と?

あー、お陰もありと思います。自分の今の走りに合っているんでしょうね。こうやって、毎日しっかりと環境を整えて練習をできるというのも大きいかな、って。

長丁場を見据え、伊豆へ居を構えた