東京オリンピック、表彰台の頂を目指し〜河端朋之選手/自転車トラック競技日本ナショナルチーム選手インタビュー

長丁場を見据え、伊豆へ居を構えた

河端朋之 Tomoyuki Kawabata

―伊豆にはいつから通ってますか?

自分は世界選手権(4月に開催された)の前からなんで、2〜3月くらいからです。リオデジャネイロ オリンピックの前は、1年間くらい住んでました。去年の5〜6月くらいに伊豆の家は引き払ったんですけど、ナショナルチームの体制が変わり、また伊豆に集まれみたいな感じになったから、また来たんです。

―伊豆ではワンルームの部屋を借りてるんですか?

2部屋あるんですけど、まぁ、レオパレス系の。

―何で2部屋なんですか?

意外と部屋が空いてなかったんですよ。そこしか。

―もうちょっとやんちゃな答えを期待したのに(笑)

全然違います(笑)。面白い話ないんですよ。レオパレス行ったら、物件がなかったんですよ。全然。ワンルームだと家具家電付きじゃないですか。自分の所は家具家電なしの2部屋、値段がちょっと安いって感じです。広いけど、安いっていう感じだから、まぁ、そっちの方が良いな、って。
東京オリンピックへ向けて長丁場になるから、荷物もあるし、部屋も広い方が良いかなと。

―じゃあ、2020年までの3年間、そこで修行するつもりだと。

はい。もう、長くなるだろうなと。

―今、結婚は?

してないです。

―彼女は?

いないですね。まぁ身軽ですよ。自由に日程も組めるし、自転車以外のことに時間を取られることもないから、本当に集中してこの環境で練習できているなと思います。

競輪選手以外の仕事が考えられない位、楽しい

河端朋之 Tomoyuki Kawabata

―競輪を始めたきっかけは?

自転車競技は高校からやっていたんで。でも、成績は“ぼちぼち”くらいで。高校卒業してから、ジュニアアジア選手権かなんかに出て、その時アジア選手権も一緒に開催するじゃないですか。そこでプロの競輪選手、その時、井上昌己さんとか、稲垣 裕之さんとか、かっこ良いなと思って。その時一緒にいたジュニアの選手たちも皆競輪選手になってたり。

―自転車トラック競技やってるジュニアの子たちは、最終的に食い扶持が競輪しかないから、競輪に来るっていう感じなんでしょうか?

それもあるかもしれないですね。自転車続けたいけど、どうしよう?って時に、ロードレースだと一握りの人しかプロで食べていけないから難しかったりするし。息の長さで言ったら、やっぱり競輪じゃないかって考えるのかもしれないですね。
僕は、自転車が好きだし、それを仕事にできるのが一番良いなと。僕、鳥取出身なんですけど、鳥取に競輪関連のものってあんまりないんですよ。
今は、サテライト鳥取っていうのができたんですけど、前までは、サテライト島根っていう島根県の方とかまで行かないといけなくて。競輪選手になるっていうイメージは全然なかったんですよ。

―実際なってみて、どうでしたか?

これ、やり出したら他の仕事につけない、ってくらい楽しいですよ。

―稼げるし?

そうですね(笑)まぁ、怪我のリスクとか、将来の不安とかは多少ありますけど。

―レースでは皆でガシガシやりあって、怖くないですか?

怖いですね。ま、僕なんか結構逃げ腰なレースが多いから、ガチャンとなったらちょっと避けちゃったり。でも、そこに突っ込めるのが本当の競輪選手だなと。自分はちょっとでも怪我のリスクを減らしたかったり、競技の方にも影響がありそうで、そこで逃げちゃったり。

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